2015年01月18日

米山天然居士

「漱石の思い出」(4)

夏目鏡子述 1877-1963
kyoko natsume

2009.10.25 第7刷発行(文春文庫)

<米山天然居士>
漱石の大学時代に「文科大学始まって以来の
怪物」と漱石が評した友人(米山)がいた。

将来の夢を「建築」といった漱石に、「文学」
をやれ、といったのは米山だ。

米山には面白いエピソードがある。歴史の試験
で、時間が切れても答案を書き続けていてやめ
ない。担当官もしびれを切らして米山一人を
残して帰ってしまった。
翌朝小使いが教室の掃除に行くと、米山はランプ
をつけたまま答案を書いていた、というのです。

米山天然居士への追悼の句。
「空間を研究せる天然居士の肖像に題す
<空に消ゆる鐸のひびきや春の塔>漱石」

panse280
posted at 16:21

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