2015年01月15日

漱石の思い出

「漱石の思い出」(1)

夏目鏡子述 1877-1963
kyoko natsume

2009.10.25 第7刷発行(文春文庫)

<漱石の結婚>
鏡子には見合い話が沢山あったが、その多くの写真
の中で漱石が気に入って見合いをした。

「歯並みが悪くてそうしてきたないのに、それを
しいて隠そうともせず平気でいるところがたいへん
気に入ったと申しました」(鏡子)

熊本で結婚式をあげた。新婚早々、漱石は妻に
ひとつの宣告をする。
「俺は学者で勉強しなければならないのだから、
おまえなんかにかまってはいられない。それは
承知していてもらいたい」

私(鏡子)は昔から朝寝坊で、朝のご飯も食べさせ
ないで学校へ出しました。

主人は「おまえはオタンチンノパレオラガスだよ」と
申しましす。

一緒に外に出ると生徒に見られていやだということ
で、一緒に散歩や買い物に出たことはまずありません。
夏目30歳、私が20歳でありました。

漱石の思い出 (文春文庫)
夏目 鏡子
文藝春秋
1994-07



panse280
posted at 19:16

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