2014年12月29日

北斎と一茶

「ひねくれ一茶」(3)

田辺聖子 1928-
seiko tanabe

2007.8.1 第10刷発行(講談社文庫)

<北斎と一茶(1763-1828)>

北斎(1760-1849)「おめえの句は色彩がねえな」

<芭蕉と一茶>
一茶は芭蕉の句を常に懐中し、作句の指針にしている。

<一茶50年>
「生涯花さく事もなく、五十年の夢けろけろさめて、
ただただ立ち枯るるを待つのみ。皆これ前生の報い
のなす所なるべし。
<世の中の梅よ柳よ人は春>一茶 」

・一茶52歳で初の花嫁28歳を迎える。(幸福な生活)

<めでたさも中位なりおらが春>一茶
中位とは、上出来の運勢という意味。これ以上は、
阿弥陀様の浄土へまいること。

・来年は一茶60歳だ。
<六十の坂をこゆ夜ぞ やっこらさ>一茶

・菊(最初の妻)が死んで、雪を妻に迎えるがすぐ
離縁。(不幸な生活)
<女郎花嫌はば嫌へ 月を友>一茶

・一茶64歳、32歳の妻(おやを)を娶る。(幸福な生活)

一茶は相続にもケリをつけ、52歳からは郷里で幸福な
生活を送った。妻や子どもの死、2回目の結婚の失敗は
あったけれど、最後は、良い妻に看取られて幸福な最後
だった。

panse280
posted at 19:09

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