2014年12月19日

「奥の細道」の旅

「芭蕉ものがたり」(5)

楠木しげお  1946-
shigeo kusunoki

2009.4.10 第6刷発行(銀の鈴社)

<「奥の細道」の旅>
--千住から平泉--
46歳の芭蕉は芭蕉庵を引き払って、弟子の曽良をつれ
て、今度は北に旅立ちます。

<夏草や兵どもが夢の跡>芭蕉

--尾花沢から大垣--
<閑かさや岩にしみ入る蝉の声>芭蕉

<五月雨をあつめて早し最上川>芭蕉

<荒海や佐渡によこたふ天の川>芭蕉

「奥の細道」は約2400キロ、150日の旅でした。

<京>
1691年、芭蕉48歳、京都の「落柿舎」に入る。
落柿舎は去来(この時、41歳)の別荘。

去来が芭蕉に問う。「風雅の誠とは」。
芭蕉は答える「ものに不易と流行あり。その矛盾する
と思えるものを一つにまとめるのが「風雅の誠」です。」

芭蕉は白楽天の「白氏文集」、「源氏物語」を読んだり
散歩して過ごします。このときの様子を書いたのが、
「瑳峨日記」です。これは島崎藤村が特別に興味を
そそられたものです。

panse280
posted at 18:50

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