古池の句
「芭蕉ものがたり」(3)
楠木しげお 1946-
shigeo kusunoki
2009.4.10 第6刷発行(銀の鈴社)
<江戸大火>
1682年、芭蕉38歳の時、大火があり、駒込、本郷、
湯島、浅草、神田、日本橋が焼けました(江戸大火)。
芭蕉庵も焼失しました。(八百屋お七の火事もあった)
翌年、弟子たち53人の寄付で芭蕉庵は再建されました。
翌84年、大阪の井原西鶴(芭蕉の2歳上)が23500句/日
を詠みました。
芭蕉、西鶴、近松(芭蕉より9歳下)が江戸の三大文豪
と呼ばれました。
38歳の時に出来た「古池の句」の最終形が決まったの
は芭蕉42歳のときでした。