2014年12月13日

芭蕉(島崎藤村)

「芭蕉」

島崎藤村  1872-1943
tohson shimazaki

1943.5.5 第1刷発行(岩波書店)

<芭蕉・蕪村・一茶>
「利害を破却し、老若をわすれて、閑にならむこそ、
老いの楽しみとは云ふべけれ。
人来れば無用の弁有。出でては他の家業をさまたぐ
るもうし。
友なきを友とし、貧しきを富めりとして、五十年の
頑夫自ら書し、自禁戒となす。」(芭蕉「閉関之説」)

・芭蕉芸術は、印象派的な蕪村の芸術とは違って
 魂の芸術。

・二葉亭四迷は、文品の最も高いものとして芭蕉の散文
 を挙げた。

・私(藤村)は「瑳峨日記」に特別の興味を覚える。
 そこには芭蕉の日常生活が窺える。

・幻想が見たところの写実的な芭蕉の芸術は、蕪村や
 現実的でそしてプリミティブな味の籠もった一茶の
 芸術などには感じられないものだ。

panse280
posted at 18:58

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