2014年11月27日

道元の自力と他力

「南無阿弥陀仏」(32)

柳宗悦  1889-1961
nuneyoshi yanagi

1991.8.6 第2刷発行(岩波文庫)

<道元の自力と他力>
「心をもてはかることなかれ、言葉をもていふ
ことなかれ。ただわが身をも心をも放ち忘れて、
仏の家になげ入れて、仏の方よりおこなはれて、
これに従ひもてゆくとき、力をも入れず、心をも
費さずして、生死をはなれ仏となる。」
(「正法眼蔵」生死の巻、道元)

知らずに上記の一文を読めば、浄土門の筆だと
誰もが思うであろう。他力の教えそのものである。
道元は自力を徹することによってこの了解を
得たのである。

人はその性によって自力か他力を選ばねばならぬ。
しかし問題はひとえにその道を徹するか否かに
かかっているのである。

panse280
posted at 18:52

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