2014年11月23日

来迎対不来迎

「南無阿弥陀仏」(28)

柳宗悦  1889-1961
nuneyoshi yanagi

1991.8.6 第2刷発行(岩波文庫)

<来迎対不来迎>
真宗は臨終よりも平生に重きをおいたが、さらに
一歩進めたのが一遍上人である。

つまり、臨終即平生を説いた。
平生の外に臨終のないことを説いたのである。

「南無阿弥陀仏には臨終も平生もなし。・・
念々臨終なり。念々往生なり。」
(一遍上人「語録」)

一遍上人はいつも「不二」の境地を見つめた。
不二とは、ものが未だ二つに分かれないそのまま
の様を指すのである。

来迎に関する浄土思想は、一遍の時宗において
その極致を示した。

法然上人はその往生を主に臨終の刹那に見、
親鸞上人は平生の一念に見、
一遍上人は六字(南無阿弥陀仏)に結ばれる
平生即臨終にそれを見つめた。

panse280
posted at 17:15

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