2014年11月14日

他力

「南無阿弥陀仏」(19)

柳宗悦  1889-1961
nuneyoshi yanagi

1991.8.6 第2刷発行(岩波文庫)

<他力>
「聖道門の修行は智慧をきはめて生死を離れ、
浄土門の修行は愚痴にかへりて極楽に生まる
と心得べし」(「勅修御伝」法然)

自力の道は、難行道、自力道、聖道門なり。
他力の道は、易行道、他力道、浄土門なり。

自我を立てぬのが称名である。他力門は自己
の我を捨てることを意味する。
易行という意味は、人間の行として易行だと
いうのではない。易行とは他力に支えられる
故の易行なのである。

法然曰く、「自力の心で念仏を称えるならば、
千、万遍称え、昼夜励みても念仏にはなら
ない」と。
自力は念仏を色どるなり。他力は何の色も
ない、白木の念仏なり。

panse280
posted at 19:13

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