2014年10月17日
世の中
「漱石「こころ」の言葉」(10)
矢島裕紀彦(編) 1957-
yukihiko yajima
2014.6.20 第1刷発行(文春新書)
<世の中>
「世の中は自己の想像とはまったく正反対の
現象でうずまっている。そこで吾人の世の立つ
ところはキタナイ者でも、不愉快なものでも、
イヤなものでも一切避けぬ、否進んでその内へ
飛び込まなければ何にもできぬということである。」
(「書簡」明治39)
<個性の発達>
「自己の個性を完(まった)からしむるために、
なるべく多くの美しい女性に接触しなければなら
ない。細君一人を知って甘んずるのは、進んで
自己の発達を不完全にするようなものである。」
(「三四郎」)
<贅沢>
「死を忘るるものは贅沢になる。」
(「虞美人草」)
矢島裕紀彦(編) 1957-
yukihiko yajima
2014.6.20 第1刷発行(文春新書)
<世の中>
「世の中は自己の想像とはまったく正反対の
現象でうずまっている。そこで吾人の世の立つ
ところはキタナイ者でも、不愉快なものでも、
イヤなものでも一切避けぬ、否進んでその内へ
飛び込まなければ何にもできぬということである。」
(「書簡」明治39)
<個性の発達>
「自己の個性を完(まった)からしむるために、
なるべく多くの美しい女性に接触しなければなら
ない。細君一人を知って甘んずるのは、進んで
自己の発達を不完全にするようなものである。」
(「三四郎」)
<贅沢>
「死を忘るるものは贅沢になる。」
(「虞美人草」)