2014年10月16日

いきがい

「漱石「こころ」の言葉」(9)
矢島裕紀彦(編)  1957-
yukihiko yajima

2014.6.20 第1刷発行(文春新書)

<いきがい>
「自分の立脚地からいうと感じのいい愉快の多い
ところへ行くよりも、感じのわるい、愉快の少ない
ところにおってあくまで喧嘩をしてみたい。
これは決してやせ我慢じゃない。それでなくては
生き甲斐のないような心持ちがする。何のために
世の中に生まれているか分からない気がする。」
(書簡・明治39)

<覚悟せよ>
「社会は修羅場である。血を見ぬ修羅場は砲声剣光
の修羅場よりも、より深刻に、より悲惨である。
諸君は覚悟をせねばならぬ。勤王の志士以上の覚悟
をせねばならぬ。斃るる覚悟をせねばならぬ。」
(「野分」)

<才能>
「人は自分のもっている才能をできるだけ働かせ
なくっちゃ嘘だ。」
(「こころ」)

panse280
posted at 18:49

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