2014年10月14日

一人ぼっちは崇高なものです

「漱石「こころ」の言葉」(7)
矢島裕紀彦(編)  1957-
yukihiko yajima

2014.6.20 第1刷発行(文春新書)

<迷惑>
「(修行をつんでいない)人格のないものが
むやみに個性を発展しようとすると、他を妨害する、
権力を用いようとすると、濫用に流れる、金力を
使おうとすれば、社会の腐敗をもたらす。」
(「私の個人主義」)

<ひとり>
「一人ぼっちは崇高なものです。」
(「野分」)

<孤高>
「芸術家が孤独に安んぜられるほどの度胸があったら、
定めて愉快だろうと思います。」
(断片・大正元年)

<独歩>
「妻子や、親族すらもあてにしない。余は余一人で
行くところまで行って、行き尽いたところで斃れる
のである。それでなくては真に生活の意味が分からない。」
(書簡・明治39)

panse280
posted at 18:00

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