2014年10月07日
シナリオライター
「本気で作家になりたければ漱石に学べ!」(6)
渡部直己 1952-
naomi watanabe
1998.4.11 4版発行(太田出版)
<シナリオライター>
「僕の持説では、シナリオライターとは一般に、描写
ができない文学主義者が書くものだ。」(奥泉)
<捨てカット>
「ここは読み飛ばされてもいいと思うカットを書くことが
あります。何でもいいんですが、時間の経過しなきゃ
困る部分。」(奥泉)
「自分がこんなに一生懸命書いたんだから、読者も
一生懸命読んでくれるだろうと。それはダメです。
ここは息を抜いていいよ、という部分があるのとない
のでは、起伏が違うんですよ。」(渡部)
「時間芸術という小説の際立った側面をもっともうまく
使っている小説は、トーマス・マンの「魔の山」でしょう。」
(奥泉)
「僕が考える最高の例は、フローベルの「感情教育」
ですね。」(渡部)
渡部直己 1952-
naomi watanabe
1998.4.11 4版発行(太田出版)
<シナリオライター>
「僕の持説では、シナリオライターとは一般に、描写
ができない文学主義者が書くものだ。」(奥泉)
<捨てカット>
「ここは読み飛ばされてもいいと思うカットを書くことが
あります。何でもいいんですが、時間の経過しなきゃ
困る部分。」(奥泉)
「自分がこんなに一生懸命書いたんだから、読者も
一生懸命読んでくれるだろうと。それはダメです。
ここは息を抜いていいよ、という部分があるのとない
のでは、起伏が違うんですよ。」(渡部)
「時間芸術という小説の際立った側面をもっともうまく
使っている小説は、トーマス・マンの「魔の山」でしょう。」
(奥泉)
「僕が考える最高の例は、フローベルの「感情教育」
ですね。」(渡部)