2014年09月27日

虚子の漱石批評

「拝啓漱石先生」(2)
大岡信 1931-
makoto oooka

1999.6.1 初版第3刷発行(世界文化社)

<虚子の漱石批評>
虚子はいつも「漱石の文章はどちらかと云えば
無駄が多い、剪採すべき部分が沢山そのままに
してあるような感じがする」と不満だった。

「猫」第一回はその種の冗文句が虚子の手で
削除されたが、第二回以後はそのまま発表された。

「猫」は原稿が上がると、虚子が漱石の前で朗読
するのが常だったが、おかしいところにくると、
漱石は嬉々として笑った。

明治の偉大は文章修行において、文章と肉声との
関係は本質的だった。

panse280
posted at 14:18

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