2014年08月08日

聖徳太子の「和」

「仏教・神道・儒教集中講座」(18)
井沢元彦 1954-
motohiko izawa

2012.10.10 第4刷発行(徳間文庫)

<聖徳太子の「和」>
日本に神道以外の宗教が入ってきたのは6世紀
の仏教伝来です。
その時、反対派(物部氏)と容認派(蘇我氏)が
争い、聖徳太子が見方する容認派が勝利しました。

聖徳太子は「世間は虚仮なり」と現世否定しました。
これは仏教の考え方で、神道否定になります。

しかし、仏教信者の聖徳太子が最も重要視したのは、
仏教ではなく「和」でした。
1 和を以て貴しとし、・・
2 あつく三宝(仏・法・僧)を敬へ。

「和」は仏教でも儒教でもありません。
「孝」から始まって「仁」に終わるのが儒教の理想
ですが、そこに「和」はありません。
(義・礼・智・忠・信・孝・悌の7つの徳目をすべて
守った人は「仁」に到達する)

では「和」はどこからきたのでしょうか?
じつは「和」は古代神道なのです。

panse280
posted at 19:08

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