2014年07月27日

死後の世界

「仏教・神道・儒教集中講座」(8)
井沢元彦 1954-
motohiko izawa

2012.10.10 第4刷発行(徳間文庫)

<死後の世界>
一般的にいえば、誰でも、天国や地獄にはいきたく
ありません。
いや、「天国(天上界)」にはかなり誤解があり、
天国へいきたい、と思っている人が大半のようです。
天国はあくまでも「輪廻転生」世界で、罪あるもの、
や執着心旺盛な人しかいけません。

天国と比較して「極楽浄土」は「輪廻転生」解脱
グループが行く「往生」で、究極の死後の世界です。

阿弥陀如来の支配する極楽浄土に限っては、「こう
すればここへ来られますよ」と方法が明示されていま
す。だから、死ぬことによってそこへ行くことができ、
それを「往生」と言うわけです。

のちに、阿弥陀如来と関係ない場合でも、死ぬことを
「往生」とか「大往生」というようになりました。

繰り返しになりますが、「往生」して天国や地獄には
いきません。いくのは「浄土」なのです。

世間では、もはや「天国」を「天上界」のこととして
使っていないかもしれませんが、地獄とセットにして
使用する場合には、やはりそれは「輪廻転生」グループ
なのです。


panse280
posted at 19:56

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