2014年07月15日
日本で始まる水素革命
「2025年の世界予測」(4)
中原圭介
keisuke nakahara
2014.7.3 第1刷発行(ダイヤモンド社)
<日本で始まる水素革命>
2025年には、日本は燃料電池車の普及期に入って
いるでしょう。
2030年に水素発電が発電全体に占める比率は、ある
シンクタンクの試算では、日本15%,欧州9%,北米7%
です。
アメリカはシェールガスを使い続けるために水素
発電はそれほど増えていないと試算されています。
水素発電や燃料電池の普及は日本とドイツが主導
することになります。
シェールガスや水素発電によって、再生エネルギー
は経済合理性からみてもマイナーな存在になって
いくでしょう。
<原発の本質はエネルギーではなく安全保障>
日本が原発ゼロを選択してしまうと、原子力関連
産業は衰退し、技術は先細りし、日米両国で核に
関する技術が失われ、核不拡散を目指す世界の
バランスが崩れかねません。
中国が今後30年間で、75-125基の原発を建設する
と明言している現在、日米両国が世界最高峰の技術
を持たないことは安全保障上の大問題であると、
アメリカは強く懸念しています。
中原圭介
keisuke nakahara
2014.7.3 第1刷発行(ダイヤモンド社)
<日本で始まる水素革命>
2025年には、日本は燃料電池車の普及期に入って
いるでしょう。
2030年に水素発電が発電全体に占める比率は、ある
シンクタンクの試算では、日本15%,欧州9%,北米7%
です。
アメリカはシェールガスを使い続けるために水素
発電はそれほど増えていないと試算されています。
水素発電や燃料電池の普及は日本とドイツが主導
することになります。
シェールガスや水素発電によって、再生エネルギー
は経済合理性からみてもマイナーな存在になって
いくでしょう。
<原発の本質はエネルギーではなく安全保障>
日本が原発ゼロを選択してしまうと、原子力関連
産業は衰退し、技術は先細りし、日米両国で核に
関する技術が失われ、核不拡散を目指す世界の
バランスが崩れかねません。
中国が今後30年間で、75-125基の原発を建設する
と明言している現在、日米両国が世界最高峰の技術
を持たないことは安全保障上の大問題であると、
アメリカは強く懸念しています。