2014年05月13日

歴史

「学生との対話」(26)
小林秀雄
hideo kobayashi 1929-1983

2014.3.30 発行(新潮社)

<歴史>
「歴史は常に主観的です。主観的でなければ、客観的
にはならないのです。歴史における客観的事実はあり
ますよ。しかし、それを僕たちの裡にまざまざと生き
返らさなければ、客観的事実にならないではないか。」

<自分を知ること>
「君が自分を知りたい時も、直接には君自身を知ること
はできないのです。・・君の子供時代を振り返ると、君
のことがわかってくる。」

信長に興味をもてば、「俺って人間は、信長に興味を
もつ人間なんだ」ということがわかる。

嫌いな人間をみれば、「俺って人間は、あんな風な奴
を嫌う人間なんだ」ということがわかる。

panse280
posted at 20:37

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