2014年04月23日

信じるということ

「学生との対話」(7)
小林秀雄
hideo kobayashi 1929-1983

2014.3.30 発行(新潮社)

<信じるということ>
人には信じるということと知るということが
あります。知るとは万人が知るように知ることで、
信じるということは個人的なものです。

信じるということは間違えることもあります。
しかし、責任はとります。それが信じるという
ことです。

信じるという力を失うと、人間は責任を取らなく
なるのです。そうすると人間は集団的になるのです。

責任を取らない大衆、集団の力は恐ろしいものです。
集団は責任を取りませんから、自分が正しいといって
どこにでも押しかけます。

panse280
posted at 19:29

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