2014年04月18日

山桜花

「学生との対話」(2)
小林秀雄
hideo kobayashi 1929-1983

2014.3.30 発行(新潮社)

<山桜花>
「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」
(本居宣長)

山桜というのは、必ず花と葉が一緒にでます。
染井吉野は花が先に咲いて、あとから葉がでる。
染井吉野は桜でも一番低級な桜です。今日の日本
の桜の80%は染井吉野です。

匂うというのは「色が染まる」ということです。
触覚にも言うし、視覚にも言うし、艶っぽい、
元気のある盛んなありさまも「匂う」と言う。

「山桜」や「匂う」という意味がわからなければ
宣長さんの「歌」の正確な意味はわかりません。

桜に一生を捧げたある人は「宣長さんの頃は、
日本で桜に関する好みも教養も一番高度に発達して
いた時だった」という。

panse280
posted at 19:40

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