2014年03月28日
公案
「坐禅のすすめ」(22)
--心がみるみる晴れる--
平井正修
syoshu hirai
2014.2.15 第5刷発行 (幻冬舎)
<公案>
曹洞禅は、ただ座ります。
臨済禅には、公案というものがあります。
臨済、白隠さんの「隻手の音声」という
公案は有名です。
両手を打つから音がしますが、では片手で
打ったらどんな音がするか、という問いです。
答えはありません。しかし、決まった答えが
ないことを考え抜いていると、「素」の自分
が現れてくるのです。
考えぬくという経験は日常ではほとんどない
ので、自分という人間を漠然と意識している
だけですが、答えがないことを考えるとき、
自分の狭さ浅さを痛感し、謙虚さを学ぶのかも
しれません。
--心がみるみる晴れる--
平井正修
syoshu hirai
2014.2.15 第5刷発行 (幻冬舎)
<公案>
曹洞禅は、ただ座ります。
臨済禅には、公案というものがあります。
臨済、白隠さんの「隻手の音声」という
公案は有名です。
両手を打つから音がしますが、では片手で
打ったらどんな音がするか、という問いです。
答えはありません。しかし、決まった答えが
ないことを考え抜いていると、「素」の自分
が現れてくるのです。
考えぬくという経験は日常ではほとんどない
ので、自分という人間を漠然と意識している
だけですが、答えがないことを考えるとき、
自分の狭さ浅さを痛感し、謙虚さを学ぶのかも
しれません。