2014年03月03日

掠奪は戦争の常

「信長」(8)
--近代日本の曙と資本主義の精神--
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
2010.6.2 第1刷発行 (株式会社ビジネス社)

<掠奪は戦争の常>
1451年、オットマン帝国にマホメット二世が即位。
マホメット二世の演説は有名である。

「この都市の総攻撃のあとで三日にわたり、無制限
に掠奪することを許す。」と神の名に賭けて誓って
言った言葉である。(シュテファン・ツヴァイク)

掠奪は魔術的言葉である。掠奪を許せば奇蹟が起こる。
これほど兵士を奮い立たせる言葉はなかった。

ヨーロッパの軍隊を近代化したのは、クロムウェル
( 1599-1658)であり、ナポレオン(1769-1821)に
よって一般化された。

中国において軍隊による暴行・掠奪という常習が廃止
されたのは1949年の人民革命による。

panse280
posted at 20:05

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