2014年02月22日

武士道と軍国主義

「三島由紀夫が復活する」(9)
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
2012.7.10 第6刷発行 (毎日ワンズ)

<武士道と軍国主義>
三島は自決の年の7月、防衛に関する持論をタイプ
印刷(24枚)して速達便で政府へ送った。
閣僚会議にかけられるはずだったが、中曽根康弘氏
(当時防衛庁長官)によって阻止された。

その内容は、日本の自主独立で、表題は「武士道と
軍国主義」だった。

<政府への建白書>
--本書には「政府への建白書」の全文が収録--
三島は、「核」の時代の限定戦争における共産国の
優位を説く。(言論統制による国民団結や、ヒューマニ
ズムの軽視)
三島は自衛隊員の武士道復活を説く。

「防衛問題のキーポイントは、魂と武器とを結合させ
ることであります。」
「軍人に武士道が復活すれば、日本を守ることができる。」
「武士道とは自尊、自己犠牲、自己責任の3つが揃うことだ。」
「乃木大将をもって、日本の軍における、武士道という
ものは終わった。」

「自己犠牲というものが欠けていたらアウシュビッツの収容
所長の様になるかもしれない。」
「戦後の自衛隊には自尊というものが常になかった。」
「自己犠牲については、遂に教えられることがなかった。
というのは、あくまでも人命尊重理念が、先に立ってきた
からであります。」
「自己犠牲の最後の花は、いうまでもなく特攻隊であり
ました。」
「私は、終始一貫した憲法改正論者である。」

三島が割腹自殺を遂げたのが11月25日、49日後の1月14日
は三島由紀夫の誕生日である。


panse280
posted at 20:05

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