2014年02月17日
仏教の本質を理解するための入門書
「三島由紀夫が復活する」(4)
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
2012.7.10 第6刷発行 (毎日ワンズ)
<仏教の本質を理解するための入門書>
私(小室)は、仏教の本質を理解するたの入門書として
「ミリンダ王の問い(インドとギリシャの対決)」を第一に
推薦している。断じて「般若心経」ではない。
「豊饒の海」において、三島は「ミリンダ王の問い」を引用し、
仏教の神髄を解説している。三島の仏教理解の深さは、尋常
ではない。
「時間とは輪廻の生存そのものである」
仏教のエッセンスはここに尽きている。
霊魂の存在はプラトン哲学の最大の成果であるが、仏教はそれ
を認めない。
「罪障あるものは生れ返り、罪障なく清浄なるものは生れ返り
ませぬ」これが仏教の本質である。
輪廻転生とは罪の証なのである。
「豊饒の海」は「罪の書」なのである。
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
2012.7.10 第6刷発行 (毎日ワンズ)
<仏教の本質を理解するための入門書>
私(小室)は、仏教の本質を理解するたの入門書として
「ミリンダ王の問い(インドとギリシャの対決)」を第一に
推薦している。断じて「般若心経」ではない。
「豊饒の海」において、三島は「ミリンダ王の問い」を引用し、
仏教の神髄を解説している。三島の仏教理解の深さは、尋常
ではない。
「時間とは輪廻の生存そのものである」
仏教のエッセンスはここに尽きている。
霊魂の存在はプラトン哲学の最大の成果であるが、仏教はそれ
を認めない。
「罪障あるものは生れ返り、罪障なく清浄なるものは生れ返り
ませぬ」これが仏教の本質である。
輪廻転生とは罪の証なのである。
「豊饒の海」は「罪の書」なのである。