2014年02月15日

憂国

「三島由紀夫が復活する」(2)
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
2012.7.10 第6刷発行 (毎日ワンズ)

<憂国>
三島由起夫は言う。
「二・二六事件は、私の精神史に重要な影響を及ぼした
事件で、私流の「挫折」「悲劇」「ヒロイズム」などの
諸観念を形成する酵母となった。したがって私の作品を
今まで一度も読んだことのない読者でも、この「憂国」
という短篇一篇を読んで下されば、私という小説家に
ついて、あやまりのない観念を持たれるだろうと想像する。」

決行部隊は尊皇軍であり、反乱軍であった。
この不思議な二・二六事件を理解するのは難しい。
これを説明しうるのは三島哲学をおいてほかにない。

三島哲学の根底にあるのは唯識論の「論理」である。
唯識論は「空」の思想の上にたつ。

二・二六事件に際して天皇は、いかにあるべきであったか
は「英霊の声」に書かれてある。三島によれば、二・二六
事件というのは、天皇という巨巖にくだけて散った波とい
うことになる。

panse280
posted at 17:55

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