2014年02月10日

初心

「吉田松陰」(2)
中里介山 1885-1944
kaizan nakazato
1933.4.20 発行 (大菩薩峠刊行会)

<初心>
「己の足らざることを知れば、松蔭は何時でもその
第一歩から出直すことを知っている人であった。
与地学も一骨折れ申すべく。
砲術も一骨折れ申すべく。
本朝武器制も一骨折れ申すべく。
文章も一骨折れ申すべく。
諸大名譜牒も一骨折れ申すべく。
算術も一骨折れ申すべく。
訴訟も一骨折れ申すべく。
武道の事も一骨折れ申すべく。
と同じ手紙にこんな風に箇条を挙げて、現に勉強し、
またこれから取りかかろうとする仕事の如何に多種
多様にして骨を折らねばならぬかを覚悟する所は、
勇士が戦場に臨んで武者振いするような勇ましさが
ある。」

panse280
posted at 19:48

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