2014年02月09日

中里介山の「吉田松陰」

「吉田松陰」(1)
中里介山 1885-1944
kaizan nakazato
1933.4.20 発行 (大菩薩峠刊行会)

<緒言>
「本書は・・人間としての松蔭を平明忠実に写したる
ことに於いて、最も好き読み物の一なるべし。それ、
人物伝を作るにも法あり、読むにも法あり、吉田松陰
のごときは維新の際に先覚者として血の洗礼を受けた
る非常の人。平時に於いては学ぶべからざる非常の
行為無きにあらずと雖も、もとこれ、純なる至誠の
発露にして少しも権道と野心とに出でたるものに
非るを以て、百世の下その行動思想の全部に共鳴せざる
人といえども、その心事の至誠に感奮せざるは無かる
べし。
・・・
人間として最も濃やかなる美はしき心情を具備したる
僅々三十年の一生は、涙なしに見ること能わざるもの
也。」

panse280
posted at 17:17

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