2014年01月13日

日本は最も優れた国である

「歴史に観る日本の行く末」(12)
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
1999.2.25 第20刷発行 (青春出版社)

<日本は最も優れた国である>
山鹿素行(1622-1685)は日本に入ってきた中国の本は
全て読んだというほどの勉強家である。
1665(寛文5年)彼は43歳で「聖教要録」を出版した。
この本は「宋学、朱子学からぬけだして孔子にもどる
べきだ」と述べたものだが、これが朱子学一辺倒の
幕府の怒りをかって赤穂に左遷された。45歳の時である。
「いらざる書物を作った故、浅野内匠頭の所へお預け
申し付ける。これよりすぐ赤穂へ参るがよい。」
(北条安房守)

赤穂で素行は儒学最大の難問、「湯武放伐」(とうぶ
ほうばつ)問題を解決した。つまり、中国の易姓革命
を否定したのだ。

「日本は最も優れた国である。なぜならシナと違い
革命が起きていないからである。」と。

「天照大神の御子孫が、神代以来、連綿として君臨し
給い、乱臣賊子が現れず、革命を見ない」(配所残筆)

山鹿素行は易姓革命によって、君主の義が蹂躙されて
いることを知った。1669年、48歳のとき、「日本こそ
が世界で最も優れた国である」とのテーマで「中朝事実」
を出版した。

補記:乃木希典 は、 明治天皇に殉死する際に、学習院
院長として養育に当たっていた迪宮裕仁親王(昭和天皇)
に「中朝事実」を献上した。

panse280
posted at 18:37

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