2014年01月12日

儒学最大の難問

「歴史に観る日本の行く末」(11)
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
1999.2.25 第20刷発行 (青春出版社)

<儒学最大の難問>
徳川幕府の将軍は、日本の君主ではない。
君主は天皇である。
家康が日本を統治する根拠は「湯武放伐」(とうぶ
ほうばつ)である。
「湯武放伐」とは「臣下が悪玉を殺して権力を奪う」
ことである。

他方、革命論は、シナの思想である。
天(天の神様)が、天子(皇帝)を罷免して、別の
新天子を任命する。これを「革命」という。

この点、日本の天子とはちがう。日本の天子には姓はない。

中国では革命が起きれば、天子の姓も易(かわ)る。
ゆえに、中国の革命を「易姓革命」という。

「湯武放伐」は儒学最大の難問である。
儒学を国教にするとき、「湯武放伐」の是非について
態度を明らかにしなければならない。

panse280
posted at 19:38

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