2014年01月03日

司馬遼太郎の吉田松陰評

「歴史に観る日本の行く末」(2)
小室直樹 1932-2010
naoki komuro
1999.2.25 第20刷発行 (青春出版社)

<武士が大嫌いな司馬遼太郎の吉田松陰評>
武士が大嫌いな司馬遼太郎だったら、「吉田松陰」について
どんなことを書いているかを調べてみた。

「器ということで考えると、松蔭は思想家の中では最も根源的
な存在だと思う」

「私(司馬)は、松蔭を子供の時からあまり好きでなく、大人
になってふと興味を持った時に、こんな純粋で純真な人がいた
かと驚いたわけです。」

「日本の歴史の中で、純粋な意味での思想的体質を持った人間
というのは、松蔭だけじゃないかと思います。」

「明治初年に彼(松蔭)が成人していれば、クリスチャンになり、
明治中期に生まれていれば、漱石を超える文学者になったかもし
れない。」

「あの時代に漢文を借りずに自分の意志なり思想なり、天下の
情勢なりを、あれだけしっかりと表現できた人は、松蔭以外に
いない。幕末における最大の文章家の一人と思わざるを得ない。」

「われわれの民族の持った最大の教育者というのは、正岡子規と
吉田松陰の二人きりだろうと思います。」

(「吉田松陰を語る」大和書房)

panse280
posted at 18:37

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