2013年12月27日

感じるという能力

「読書について」(8)
小林秀雄 1902-1983
hideo kobayashi
2013.9.25 初版発行 (中央公論新社)

<感じるという能力>
「物の性質を知ろうとする知識や学問の道は、物の
姿をいわば壊す行き方をします。」

花の美しさを感じることは一瞬でできます。
「だから感ずる事など易しい事だと思い込んでしまう
のです。」

「優しい感情を持っていない人は、立派な人間だとは
言われまい。・・神経質で、物事にすぐ感じても、
いらいらしている人がある。そんな人は、優しい心を
持っていない場合が多いものです。そんな人は、美しい
物の姿を正しく感ずる心を持った人ではない。」

「ですから、感ずるということも学ばなければならない
ものなのです。そして、立派な芸術というものは、正しく、
豊かに感ずる事を、人々に何時も教えているものなのです。」

panse280
posted at 21:33

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