2013年12月24日

よい趣味をもつこと

「読書について」(5)
小林秀雄 1902-1983
hideo kobayashi
2013.9.25 初版発行 (中央公論新社)

<文章鑑賞>
「健全な常識をもっていても、了解に苦しむ様な
文章は文章の方が悪いのです。名文というものは
そういう下らぬ難しさを決して持ったものではない。」

「偉い創作家でも必ずしも立派な鑑賞家ではない。
トルストイは第一流の創作家であるが、彼の鑑賞眼は
決して広くも深くもないのであります。」

<よい趣味をもつこと>
どの作家が好きか、とうのは趣味の問題ですが、
一流の作家よりも三流の作家が好きとなると、それは
教養の問題になります。
「己の気質というものが意味をもった上で、はじめて
趣味を解するという事が言えるのであります。こういう
人を好い趣味をもった人というのです。」

「立派な鑑賞眼を備えた人というのは、立派な趣味を
持った人の事です。立派な趣味を持った人というより
立派な趣味感をもった人と言った方がいい。」

panse280
posted at 19:31

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