2013年12月17日

未来の評論家の課題

「小林秀雄の哲学」(13)
高橋昌一郎 1959-
syoichiro takahashi
2013.9.30 第1刷発行 (朝日新書)

<未来の評論家の課題>
「感想」で小林がベルグソンを取り上げたとき、
評論家の中村光夫は、「気が狂ったんじゃないか」
と周囲にもらしている。

小林が生涯で唯一失敗を認めた長編評論が「感想」
だった。

「失敗しました。力尽きて、やめてしまった。無学を
乗りきることが出来なかったからです。大体は見当は
ついたのですが、見当がついただけでは物は書けません。」

ベルグソンも、アインシュタインの一般相対性理論に
挑戦して苦渋をなめている。

小林が「感想」において、「乗り切ることが出来な
かった無学」とは、具体的には、相対論、量子力学の事
である。湯川秀樹との対談で、小林の質問に湯川は、
「・・簡単にお話はできない。」「ちょっとここで
お話するのは・・・」の連続で、不毛な対談になって
いる。
相対論や量子力学はプラトン、釈迦、キリスト、以来の
人類叡智の大事件です。
ベルグソンや小林がその壁に突進したのはそういう事
です。

panse280
posted at 19:33

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