2013年11月22日

「葉隠(1716)」山本常朝

「武士道入門」(11)
山本博文 1957-
2006.9.9 第1刷発行 (中経文庫)

<「葉隠(1716)」山本常朝>
--The BISHIDO --

「武士道と云は、死ぬ事と見付けたり」

参考:「葉隠」の本で、最もオススメするのは
三島由紀夫の「葉隠入門」である。
内容もさることながら、三島の日本語がとても美しい。
以下、三島由紀夫の「葉隠入門」からの抜粋。

「戦争中から読みだして、いつも自分の机の周辺に置き、
以後二十数年間、折りにふれて、あるページを読んで感銘
を新たにした本といえば、おそらく「葉隠」一冊であろう。」
(三島)

「葉隠入門」は昭和四十二年、三島由紀夫自決の三年前に
書かれた。

「「葉隠」の死は、何か雲間の青空のようなふしぎな、
すみやかな明るさを持っている。それは現代化された形では、
戦争中のもっとも悲惨な攻撃方法と呼ばれた、あの神風特攻隊
のイメージと、ふしぎにも結合するものである。」(三島)

<男と鏡>
常朝は自分の顔が利発すぎるので鏡を見て利発に見えない
ように直した。その常朝にとって男の理想の顔とは、
「うやうやしく、にがみありて、調子静かなるがよし。」
注:
「うやうやしく」とは人を信頼させる恭謙な態度「にがみ」は、
一歩も寄せ付けぬ威厳そして、この二つの相反する要素を包む
ものとして「静かな、ものに動じない落ち着き」(三島)

<立身>
一刻も早く死ぬことをすすめるように見えながら、実際生活
の分野において、「葉隠」は晩熟を重んじている。

「五十ばかりより、そろそろ仕上げたるがよきなり。」

<忍ぶ恋>
「恋の至極は忍恋と見立て候。逢ひてからは恋のたけが低し、
一生忍んで思ひ死する事こそ恋の本意なれ。」

<好いた事をして暮すべきなり>
「人間一生まことにわずかの事なり。好いた事をして暮すべき
なり。夢の間の世の中に、すかぬ事ばかりして苦を見て暮すは
愚なることなり。」


panse280
posted at 20:05

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字