2013年11月16日

「松平」が多いわけ

「武士道入門」(5)
山本博文 1957-
2006.9.9 第1刷発行 (中経文庫)

<外様大名>
外様大名はもとは、徳川家と肩を並べていた
武士たちです。

加賀の前田、薩摩の島津、奥州の伊達、長州の毛利、
米沢の上杉、肥後の細川、筑前の黒田、肥前の鍋島、
等々。

これら上位の国持大名には、恩典として「松平」の
名字が与えられました。
親藩、譜代大名、旗本にも「松平」があるので、
史料は「松平」だらけになってしまいました。

<譜代大名>
関ヶ原の戦い以前から徳川に仕えていた者で、老中
など幕府政治の担当する武士は譜代大名から選ばれ
ることになっていました。

譜代大名の筆頭は井伊家で、大老(幕府の最高職)を
出す格式を持つ家ですから、老中などは務めません。

panse280
posted at 19:15

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