2013年10月18日

中国が動きだすとき

「日本人はいつ日本が好きになったのか」(11)
竹田恒泰  1975-
tsuneyasu takeda

2013.10.02 第1版第1刷(PHP新書)

<中国が動きだすとき>
中国がまともな空母を三隻そなえ、尖閣周辺に空母
を停泊させるだけで、尖閣は中国のものになって
しまう。(空母は1隻では機能しない、整備が必要)

自衛隊が空母を追い払うことができないかぎり尖閣
は中国のものになる。空母とは空軍基地と同じなのだ。

しかし、中国は今、それをやらない。今やれば、
日本に負けるからである。
中国の軍事力が日本を上回ったとき、それが実効され
尖閣は中国のものとなる。日米同盟も中国次第で
揺らぐ可能性もあり、その時では「時すでに遅し」と
なるだろう。

2030年には中国の軍事費は日本の9〜13倍になると
予想されている。

<アメリカの揺れる心>
日本が中国を抑えるためには、日米同盟を強化する
しかない。アメリカの心情は微妙である。かっての
強敵、日本を半世紀をかけてせっかく弱体化してきた
のに、今度は中国の脅威に対抗するには日本の力を
必要としているのだ。

<中国の近い将来>
中国のGDPが2016年には、米国を抜いてトップになり、
2030年には日本のGDPの2.4倍になる、という分析もある。
反面中国の負の予想もある。それは急激な少子高齢化
問題と民主化問題だ。

panse280
posted at 19:44

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