2013年10月06日

三島由起夫と吉本隆明

「吉本隆明、自著を語る(下)」(37)
吉本隆明  1924-2012
takaaki yoshimoto

2012.12.24 初版発行(ロッキング・オン)

<この本の致命的欠陥>
1 聞き手が渋谷陽一だったこと
2 巻末に内田樹「非政治的大衆の政治性について」
  の文章があること

(1)読むに耐えない渋谷氏の話が多すぎる。
(2)内田氏は1967年から1973年まで、吉本氏の忠実な?
  読者だったらしいが、吉本氏がコム・デ・ギャルソンを
  着たことで、以後吉本氏への尊崇の念が消えて氏の
  本を読まなくなったという人物である。

内田、渋谷両氏の役不足感はいかんともしがたい。


補記:三島由起夫氏の吉本評を紹介する。

三島由紀夫と吉本隆明といえば、かつては左右の学生
運動の思想的バックボーンであった。しかし、三島氏
は吉本氏に対して、次のように述べている。

「私は「擬制の終焉」から、はっきりと吉本氏のファン
の一人になったが、読みながら一種の性的昂奮を感じる
批評というものは、めったにあるものではない。読者は
観念の闘牛場の観客の一人になって、闘牛士のしなやか
な身のこなしと、猛牛の首から流れる血潮に恍惚とする。」
(吉本隆明著「模写と鏡」推薦文)

panse280
posted at 16:31

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