2013年10月01日

第15章 小林秀雄賞受賞について

「吉本隆明、自著を語る(下)」(32)
吉本隆明  1924-2012
takaaki yoshimoto

2012.12.24 初版発行(ロッキング・オン)

<第15章「小林秀雄賞受賞について」2003>
2003年、吉本氏は小林秀雄賞(「夏目漱石を読む」)
と藤村記念歴程賞を受賞した。

「僕(吉本)が関心があることと同じことを、漱石
もずいぶんこだわっているなあっていう感じはあり
ますね。・・そういう意味で、漱石を論じていきな
がら、自分というものがこう、解けていく、みたい
なそういう感じはありました。」

「「吾が輩は猫である」について言うならですね、
あれは小説には違いないんだろうけど、無茶苦茶な
ものだっていうふうに思いますね(笑)。始めと
終わりがまるで違っちゃってる。最終的に「猫な
んかどうだっていいから俺が喋ってんだ」とか
そういうふうになっちゃっうわけで。
・・・
要するに人の家へのそのそ入って行って隣のお喋り
を聞いて、それで「あいつらは俺の悪口を言って
るんだ」みたいなことを書くためには、猫しか
なかったという。」

panse280
posted at 19:22

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