2013年08月24日

野上弥生子1885-1985 100歳

「人間臨終図巻(3)」(197)

山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2001.05.15 初版(徳間文庫)

<野上弥生子1885-1985 100歳>
数え年で100歳を迎えた野上の日常は、朝10時ごろ、
抹茶とお菓子という朝食。
午前中は、1日2枚の原稿ノルマをはたして、正午
にはトーストとミルクで昼食を済まして2時間ほど
の昼寝。

午後5時半になると、台所に入り自分で夕飯を作る。

彼女は96歳の時、白内障で片目の視力を失ったが
それ以外は極めて健康であった。

その彼女は3月29日トイレに立って寝室に戻ったとこ
ろで突然ころんと倒れた。翌30日意識を失い、静かに
息を引き取った。満100歳の誕生日まであと37日で
あった。

最後の長編「森」は、おそらくあと数十枚を残して、
未完の作品となったが、一豪の老いも感じさせぬ
みずみずしさで、その年の文学ベストワンにあげる
批評家が少なくなかった。

panse280
posted at 18:34

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