2013年07月19日

フロイト1856-1939 83歳

「人間臨終図巻(3)」(162)

山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2001.05.15 初版(徳間文庫)

<フロイト1856-1939 83歳>
--フロイトの凄まじすぎる生涯---

「彼は67歳で口中に白板症の症状を見て以来、
22年間に33回の手術を受け、レントゲン、
ラジウム照射の副作用による激痛に苦しみ、
やがて白板症は悪性腫瘍に転化し、上顎、口蓋
ぜんぶを除去して、人口顎、人口口蓋、総義歯
をつけ、これをはめたり、はずしたりするのが、
毎日の騒動であったといわれる。

しかも彼はこの間、患者の治療をつづけ、「続精神
分析入門」その他多くの大著を書きつづけているの
である。そして88歳で、ガンの悪臭を漂わせつつ
死ぬまで、不撓不屈、その間はほとんど苦痛の声も
もらさなかったという。」

82歳の6月、ナチ政権のためにユダヤ人の彼はその
著書を焚書され、財産は没収され、ロンドンの亡命
した。

83歳,不撓不屈の意志をもって耐え抜いた巨人は、
主治医にモルヒネを請い、みずから「安楽死」を
とげた。

panse280
posted at 20:27

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