2013年06月14日
良寛1758-1831 73歳
「人間臨終図巻(3)」(128)
山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada
2001.05.15 初版(徳間文庫)
<良寛1758-1831 73歳>
38歳のとき良寛は故郷に戻り、「五合庵」
に住み、そこで子供らと30年間遊んだ。
1828年、良寛70歳。
越後地方に大地震が起こった。
知人からの見舞い状の返書に良寛は、
「災難にあう時節には、災難にあうがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候」
と書いている。
この前後から、若い尼僧貞心と交友をはじめて
いる。
良寛を歴史にとどめたのは貞心のおかげである。
1831年1月6日、雪ふりしきる越後の夕に、良寛
はしずかにこの世を去った。
「お悩みもなく、眠るがごとく座化したまう」
と貞心は記した。
山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada
2001.05.15 初版(徳間文庫)
<良寛1758-1831 73歳>
38歳のとき良寛は故郷に戻り、「五合庵」
に住み、そこで子供らと30年間遊んだ。
1828年、良寛70歳。
越後地方に大地震が起こった。
知人からの見舞い状の返書に良寛は、
「災難にあう時節には、災難にあうがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候」
と書いている。
この前後から、若い尼僧貞心と交友をはじめて
いる。
良寛を歴史にとどめたのは貞心のおかげである。
1831年1月6日、雪ふりしきる越後の夕に、良寛
はしずかにこの世を去った。
「お悩みもなく、眠るがごとく座化したまう」
と貞心は記した。