2013年03月26日

山岡鉄舟1836-1888 52歳

「人間臨終図巻(機法廖50)

山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2001.03.15 初版(徳間文庫)

<山岡鉄舟1836-1888 52歳>
ふだんから晩酌一升をかかさなかった鉄舟は51歳
で胃ガンと診断された。
翌年2月から流動食となった。惨烈きわまる痛みが
あるはずなのに、鉄舟は横臥せず、座禅を組んで
いた。7月19日「腹いたや苦しき中に明けがらす」
と辞世の句を詠んで午前9時15分、門人たちに囲まれ
て、手に団扇をにぎり、座禅を組んだ姿のまま
大往生をとげた。

22日の葬儀は大雨の中で行われたが、会葬者は
5000人に及んだ。

補記:山岡 鉄舟は剣・禅・書の達人としても知られて
いる。無刀流開祖。母は塚原卜伝の血をひいている。
書は弘法大師流入木道52世を15歳で継承。
妻英子は、高橋泥舟の妹。
西郷のたっての依頼により、10年間の約束で侍従とし
て明治天皇に仕える。
書は一説には生涯に100万枚書したとも言われている。
明治天皇は、何度も侍医や見舞いの品をおさし遣わし
になった。
鉄舟の死を悲しんだ明治天皇は自ら鉄舟の葬列を
見送ったのだそうです。

【山岡鉄舟関係の作品】
南條範夫『山岡鉄舟』 文春文庫
大森曹玄『山岡鉄舟』 春秋社
津本陽『春風無刀流』 文春文庫
神渡良平『春風を斬る―小説・山岡鉄舟』 PHP研究所
北方謙三『草莽枯れ行く』 集英社、『黒龍の柩』 毎日新聞社
小島英煕『山岡鉄舟』 日本経済新聞出版社
小島政二郎『円朝』 河出文庫
山本兼一『命もいらず名もいらず』 NHK出版

panse280
posted at 19:48

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