2013年03月17日

夏目漱石1867-1916 49歳

「人間臨終図巻(機法廖41)

山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2001.03.15 初版(徳間文庫)

<夏目漱石1867-1916 49歳>
漱石は、糖尿病、神経痛、皮膚病、ノイローゼ、
胃潰瘍に悩まされていた。
この肉体的状況のもとに、「朝日新聞」に「明暗」
の連載がはじまった。

「明暗」連載半ば、漱石は死んだ。

この時、妻鏡子は39歳、17歳の筆子を頭に幼い
子供が6人いた。

漱石は死ぬ時、自分が永遠のベストセラー作家
たる存在になろうとは、おそらく予想もしていな
かったにちがいない。漱石は大いに心配しつつ
死んだのである。

12日、青山葬儀場の受付をやっていたのは芥川
龍之介だった。芥川はふと顔をあげた。「霜降の
外套に中折帽をかぶりし人、わが前へ名刺をさし
出したり。その人の顔の立派なる事、神彩ありと
云うべきか、滅多に世の中にある顔ならず。
名刺を見れば森林太郎とあり」

当日の鴎外の日記。
「・・夏目金之助の葬に青山斎場に会す。・・」

panse280
posted at 07:55

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