2013年02月05日

人間臨終図巻(機

「人間臨終図巻(機法廖1)

山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2001.03.15 初版(徳間文庫)

<アンネ1929-1945 16歳>
「アンネの日記」で有名なアンネは、隠れ家で
発見され、収容所へ送られた。1945年アンネ姉妹
は二人ともチフスにかかり、ある日、姉が死んだ。
それから数日後、アンネは蝋燭の火が消えるように、
しずかに息をひきとった。

<天草四郎1621-1638 17歳>
原城は陥落し、全滅した。四郎はすでに死んでいた
のを、細川家の、陣佐左衛門が首をとったといわれる。
母がその首を抱きしめて泣いたことで天草四郎の死が
確認されたといわれる。

<山口二矢やまぐち・おとや1943-1960 17歳>
16歳で赤尾敏の大日本愛国党に入党。
社会党委員長浅沼稲次郎の演説を、中国に媚びた
ものと憤激し、日比谷公会堂の演説会で浅沼を
刺殺した。
この時、一刑事が二矢の短刀をつかんだ。
二矢が引けば、刑事の指はみんな落ちてしまう。
一瞬眼が合った。
その時二矢の眼もとが笑い、彼のほうから短刀を
離した。
警視庁に収監された二矢は、コンクリートの壁に、
粉歯磨を水でとき、指を筆にして、
「七生報国天皇陛下万才」と書き、自殺した。

panse280
posted at 19:26

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