2013年01月17日

ヘビースモーカーの肺はきれいだった

「あと千回の晩飯」(4)
山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2007.09.20 第6刷発行(朝日文庫)
--72才の私が晩飯を食うのもあと千回ぐらいだろう--

<ヘビースモーカーの肺はきれいだった>
戦後五十年、病気らしい病気をしたことがない風太郎は
糖尿病、パーキンソン病、白内障等々で入院することに
なった。CTスキャンやMRIなどもやった。その結果、

「あれほどタバコをのみ、あれほどアルコールをのむの
に、肺も肝臓もきれいなことが判明した。脳もまずまず
大丈夫らしい。
しかし、動脈硬化は相当なもので、また出血による網膜
の損傷は、やられた部分の回復は望めないとのことで、
糖尿病も重症ではないが、たしかに存在するから、まず
それを治療しなければならない。」

<1ヶ月の食事療法>
糖尿病の食事療法で「粗食の日を送ること約1ヶ月、
あぁら不思議や、いや当然か、血糖値が健常人と同程度
に下がってきたようだ。約束通り、私は退院した。
退院すると・・・それまでの低カロリーの反動もあって、
そのタブー(食事療法の厳守)を守るどころではなかった。
特に禁制きびしかったタバコやアルコールについても然り
であった。」

「退院して二ヶ月ほどたってから、突然私はまた再入院
する羽目におちいった。」


panse280
posted at 20:32

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