2013年01月07日

明治の作家はみんな偉いね

「コレデオシマイ」(10)
山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2002.12.20 第一刷発行(講談社+α文庫)

<谷崎潤一郎>
「谷崎潤一郎は、おそらく、小説の世界だけじゃ
なくて、食いものでも女でも、どの世界にも通じて
いて、一生涯で自分の欲望をあんなに発揮した人は
ほかにいないな。」

谷崎は死の直前でも、
「潤一郎は新たな創作の準備にとりかかり、道元の
「正法眼蔵」のメモなどとりはじめた。」

<明治の作家はみんな偉いね>
「その中でだれが天才かというと、鏡花でしょうね。
・・・
「婦系図」なんて、・・、あの文章には、みんな
恐れをなしていたね。」

「露伴は「運命」というのが傑作だ。」

「(漱石は)正岡子規から俳句の手ほどきを受けて
いるんだけれど、師匠の子規よりも漱石のほうが
いい俳句をつくっていると思う。」

「漱石は弟子などと話すときには半分は英語だった
らしい。それなのに、「明暗」のそういった(江戸弁
の議論)問答をみると、そういうインテリらしい言葉
は全然使っていない。・・・あれほどの知能を持った
人はいないね。」

「作家としては鴎外より漱石のほうが上でしょう。」

panse280
posted at 19:15

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