2013年01月04日

高峰秀子

「コレデオシマイ」(7)
山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2002.12.20 第一刷発行(講談社+α文庫)

<女優>
「僕は、今、高峰秀子に手紙書いているの。
---女優のですか?
うん。このあいだ、高峰秀子が僕の随筆集を
欲しい、そしてサインしてもらってくれと、ある
出版社に頼んだんですよ。それで随筆集二冊送った
の。そしてらソバを送ってくれたの。・・・
礼状を書かなくっちゃあと思ってね。」

「高峰秀子というのは、不思議な女優でねえ。
・・・
(たいていの俳優は)年をとると、俳優は修業が
大事だとかいいだすんですよ、「この道には果て
しがない」とかね。ところが、高峰秀子は、いつも
自分の職業について馬鹿にしたようなことをいうん
です。それでいて、名女優なんですよ、カンが
よくてね。
・・・
品がいい顔しているから、貴族の娘にもなれるし、
一方では、庶民的なところがあるから、裏長屋の
娘もできるしね。」

panse280
posted at 20:05

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