2012年12月10日

手紙の達人、漱石

「死言状」(2)
山田風太郎 1922-2001
fuutaro yamada

2005.12.1 初版第一刷発行(小学館文庫)

<手紙の達人、漱石>
「この点、冠絶しているのはやはり漱石である。
私など、漱石の小説、俳句、漢詩などにまさる
とも劣らないのは、その書簡集ではないかと
考えているほどである。
漱石は、実に気軽に手紙を書く。ほんのハガキの
数行にも情愛があふれ、ユーモアがある。全然
身がまえも気取りもない。むろんその手紙が集め
られて後世に残るなどということは、ゆめにも
考えていない。
・・・
手紙は俳句に似ていると考えることがある。
これには知識はいらない。小細工は無用である。
天真流露がいちばんいい。」

panse280
posted at 19:15

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