2012年10月01日

スタンフォード大学卒業祝賀スピーチ

「ジョブズ伝説」(20)
高木利弘 1955-
toshihiro takagi

2011.12.01 初版発行(三五館)

<スタンフォード大学卒業祝賀スピーチ>
--2005.6.12--

このスピーチでジョブズは3つの話(「点をつなぐ」
「愛と敗北」「死」)をします。

「点をつなぐ」では、大学をドロップアウトして
カリグラフィに出会い、それが「美しい文字をもつ
世界初のパソコンであるMacにつながった」ことを
話します。

「もし私(ジョブズ)がドロップアウトしていな
かったら、Macがマルチフォントやプロポーショナル
フォントを備えることはなかったでしょう。また、
WindowsはMacをコピーしただけですから、すべての
パーソナルコンピュータがそうなっていたかもしれ
ません。」

「愛と敗北」では、ジョブズはアップルをクビに
なったことを人生最良の出来事だった、と振り返り
ます。退社後彼は、アップル復活の鍵となる技術を
NeXTで開発します。そして素晴らしい女性と出会って
結婚します。

「死」では、ジョブズは過去33年にわたり、毎朝鏡
に向かって、今日が人生最後の日であったならば、
何をすべきかを自問します。「死を前にすれば、周囲
の期待や、すべてのプライドや、失敗への怖れなどど
こかに消し飛んでしまいます。」
講演の最後に、若い頃愛読した雑誌の最終号に書かれて
いた言葉を引用して締めくくります。

「Stay hungry,stay foolish.この言葉は、自分に
とっても座右の銘であり続けています。そして、卒業
していくあなたがたにも、同じ言葉を贈りたいのです。
ハングリーであれ、利口者にはなるな。」

panse280
posted at 20:08

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