2012年08月24日

イデアの世界

「国家(下)」(4)
--正義について--
(BC375年頃、プラトン50〜60歳の作)
プラトン
platon bc427-bc347
藤沢令夫 訳

1979.06.18 第1刷発行(岩波文庫)

<イデアの世界>
「知的世界には、最後にかろうじて見てとられるもの
として、善の実相(イデア)がある。いったんこれが
見てとられたならば、この善の実相こそはあらゆるも
のにとって、すべて正しく美しいものを生み出す原因
であるという結論へ、考えが至らなければならぬ。
・・・
思慮ある行いをしようとする者は、この善の実相を
こそ見なければならぬ」

「上の世界へ行ったことのある人々は、世俗のことを
行なう気にならず、彼らの魂はいつも、上方で時を過
ごすことを切望する」

panse280
posted at 20:52

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